パチスロ必勝ガイドNEO 連載コラム
 本のソムリエ団長のお宝雑誌編集部探訪
      今月の編集部:
    『スタンプマガジン』(日本郵趣出版)
'08/03

  1月の肌寒さとお日様の暖かさが、妙に心地いい昼下がり。エレガントな街、目白。学習院大学を横目に散歩しながら、ルンルン気分でスタンプマガジン編集部に到着。しかし! 切手の博物館内にある編集部は、かなりマジメな雰囲気。ありゃー、いつも以上に浮いてるかも…と場違いな乾いた空気を感じながら待っていると、「お、ロックスターだ! 派手だね〜」と満面の笑顔を浮かべながら紳士&淑女がやってきました! 編集本部の平林部長と松永さん、救いの主、いえ今回の主役登場です(笑) 
  スタンプマガジンは公式には創刊から24年目ですが、実は前身誌時代を含めると、なんと37年目! 「ウチの雑誌は、ある世代の人たちと一緒に成長しているんですよ。切手ファンは根強い」と平林部長。40代を中心に3万5千人の購読者が毎月スタンプマガジンが届くのを楽しみに待っています。
 当然、読者にはコアなファンも多いでしょうし、ご満足いただけるような特集や記事を毎月毎月出し続けるのは大変なのでは、と気になるところですが、「ネタに困ったことは全くありません。毎月世界各地で実にたくさんの切手が発行されていますし、国家が発行するものですから、その1つ1つが非常に芸術度が高い。読者の皆さんから教わることも多いですし、誌面のテーマを考えるのが楽しみでなりません」と平林部長。本づくりや切手への想いは、ここから一気に加速!
  「切手収集の魅力は、1つ1つが安くて、収納にも場所をとらないところ。国別、テーマ別に集めたり、好きな世界を存分に楽しめます。何といっても記念性が高く、その時代が反映されます。過去の切手を見れば、タイムマシンのように当時の時代背景を知ることができます。偽造を許さない最先端の技術で作られた小さな1枚の中に、いろんな文化や事象が凝縮されています。日本美術を切手から学んだという文化人も多いんですよ〜」とニコやかに語る横で、「有価証券ですから、捨てられないというのも大きいですよね」と松永さん。まさに最強タッグです!(笑)
  切手の歴史や記念印の話などを教えていただいた後、いよいよ切手の博物館へ。最近は若い女性の来館者が急増している、との話を聞いていましたが、実際に楽しげに見て回っている方がいらっしゃいました。新たなブーム到来の予感! 博物館には図書室もあり、見て調べて楽しめるのも嬉しいですね。ワクワクしっぱなしで、すっかり気に入りました〜。世界の蝶や魚の切手が大好きだった“団長少年”の夢が再燃です(笑)
 このスタンプマガジン、世界の切手に関するユニークな記事や通販コーナーなどバラエティに富んだ誌面で、眺めているだけでも面白いです。しかも、年間購読1500円という安さ! これは助かります。昔、切手少年だった、という方、新しい趣味を探してる方にもぜひオススメします! 
  さて、次回の探訪はどこに!?


切手博物館:
 東京都豊島区目白1−4−23
 午前10時〜17時00分 休館日:月曜


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